かかとがガサガサになる原因は角質にあった

この記事を読むための時間：3分

夏になるとサンダルを履く機会が増える為、自分以外の人からかかとが見られてしまう機会も増えてしまいます。

クリームを使って入念にかかとをケアしているのに、なぜかかかとがガサガサになってしまう…こんな悩みがある人もいるのではないでしょうか。

かかとのガサガサは原因に合った対処法でつるつるに戻せます。

原因を理解して、綺麗な足を手に入れましょう。

肌のターンオーバーの乱れから生じる乾燥

かかとがガサガサになってしまう原因の1つとして、かかとの乾燥や血行不良が挙げられます。

かかと部分の血の巡りが悪くなると、肌のターンオーバーに乱れが生じます。

肌が生まれ変わる周期のことをターンオーバーと呼び、ターンオーバーが乱れてしまうと古い角質が生まれ変わることができません。

乾燥の他に肌のターンオーバーが乱れる原因として、寝不足、ストレス、便秘、冷え性、運動不足、紫外線などが挙げられます。

さらにかかとには皮脂を分泌する為の皮脂腺がありません。

皮脂腺は毛根に付随している為、毛根のないかかとには皮脂腺がないのです。

保湿機能が低く人間の体の部位の中でも乾燥しやすい為、かかとの角質層に十分な水分が行き渡らず乾燥しやすくなっています。

体の不調から生じる潤い不足

日頃から乾燥対策を行って保湿クリームを塗っているのに、症状が治るどころかひどくなってしまう…このような場合は、内臓の不調が原因である可能性があります。

足と内臓には深い繋がりがあり、足の裏の色で内臓の不調の有無がわかります。

内臓が健康な場合の足の裏はピンク色なのですが、心臓の働きが弱っている人は赤、肝臓が弱っている人は黄色、肺が弱っている人は紫色になります。

弱っている部位によって対策方法が異なりますが、胃腸や肺などの内臓が弱ると潤いを保つ力が衰えてしまうのです。

また加齢やホルモンバランスの乱れなども潤いが不足してしまう原因になります。

かかと水虫

保湿ケアをしてもかかとのガサガサが改善しない場合は、かかと水虫の可能性も考えられます。

家族に水虫の人がいたり丸く皮がめくれていたりする場合は、水虫の可能性も疑ってみましょう。

水虫の原因である白癬菌は皮膚以外の場所でも生存することができ、床やバスマットに付着していることが多いです。

裸足で床やバスマットの上を歩いた後には、足を綺麗に洗ってください。

水虫を治す為には足裏を清潔に保ち、長時間裸足で歩かないように注意することが重要です。

ただしかかと水虫の場合は、足の指などかかと以外の場所にも水虫の症状が見られます。

かかとのみガサガサしている場合は、かかと水虫ではありません。

かかとのガサガサに有効なスキンケア

ガサガサになってしまったかかとをつるつるにする為には、こまめにスキンケアを行う必要があります。

最も効果的なのが、入浴時に古い角質を取り除く方法です。

ターンオーバーが乱れたことによって新しく生まれ変われなかったかかとの古い角質を人工的に取り除きます。

角質の除去にはリムーバーやヤスリ、軽石などの角質除去専用の商品を用いてください。

はさみで角質を切り取ったり、無理に角質を剥がそうとしたりすると肌が傷ついてしまいます。

また角質を除去する作業は、必ず入浴時に行いましょう。

お風呂でかかとをしっかりと温めることで、硬くなっていた角質を柔らかくすることができます。

古い角質を除去した後は、しっかりと保湿をしておくのが重要です。

保湿効果の高いクリームを塗って乾燥から守りましょう。

綺麗なかかとで素足を楽しむ

かかとは普段はなかなか自分以外の人に見せる機会がない部分です。

しかし夏になってサンダルを履いたりプールで遊んだりするようになると、どうしてもかかとが人目に触れてしまいます。

かかとがガサガサしていることに気付いたなら、今からかかとのスキンケアを始めるのがおすすめです。

つるつるの綺麗なかかとで、素足を楽しみましょう。