かかとのひび割れは古い角質が原因?

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子供の頃はツルツルだったかかとが、いつの間にかガサガサになっていて驚く人も多いかもしれません。

かかとにひび割れが生じていると、痛みで歩きにくくなったり、ストッキングや靴下が破れる原因にもなります。

そもそもかかとがひび割れを起こすのはどのような原因があるのでしょうか。

またツルツルのかかとに戻すためにはどんな方法が有効なのでしょうか?

かかとがひび割れる原因

ターンオーバーの異常

人の肌はある一定のサイクルで新しく生まれ変わっていきます。

古い角質が剥がれ落ちて新しい肌に生まれ変わる事を肌のターンオーバーと言うのですが、加齢や活性酵素によってターンオーバーが正常に働かなくなります。

また、そもそも足の裏は他の部位に比べて角質に厚みがあり、さらに体重を支える場所なので角質が肥大化しやすいという特徴があり、ターンオーバーにも時間を要します。

つまり古い角質がいつまでも居座り続ける事になり、かかとに角質が溜まる事で硬くガサガサになってしまうのです。

乾燥しやすい部位である事

かかとは角質が分厚い事に加え、毛穴や皮脂腺が無いといった特徴もあります。

しかし汗腺は多いので、夏場の暑い時期や冬のブーツをはいた時などは汗をかきやすく、汗によって水分が蒸発していきます。

肌が乾燥していても皮脂腺が無い事から自力で潤う力がなく、本来なら水分や油分をこまめに与えなければいけません。

しかし目立たない部位だけに、知らず知らずの間に乾燥が進み、ひび割れが生じてしまうのです。

ひび割れたかかとのケア方法

痛みを解消する応急処置

かかとにひび割れが生じた場合、特に何もケアをしていない状態だと症状が酷くなっていきます。

ぱっくりと傷口が開き、出血や痛みを伴うようになります。

まず痛みを解消するための応急処置が必要になりますが、便利なのがひび割れに特化した液体絆創膏や軟膏です。

液体絆創膏は傷口にしみるのが難点ですが即効性があり、他の部位の傷口や擦り傷にも使えます。

また軟膏は保湿成分も配合されているので、傷を治すだけではなく、カチカチになった角質も柔らかくしていきます。

自宅で出来る角質除去

痛みはなく厚みのある角質が気になる場合は、自宅で手軽に除去できる方法もあります。

まず角質ケアの定番アイテムとも言えるのが軽石です。

手軽で持ち運びしやすく、肌質に合わせて天然と人工のどちらかのタイプを選びます。

使用方法は肌が乾いている状態の時に、軽石だけを濡らして力を入れず、撫でるように滑らせていくのが上手に行うコツです。

かかと専用のやすりも、使いやすくコストパフォーマンスが優れています。

湯舟や足湯で角質を柔らかくしてからケアしていきますが、優しく一方方向へ削る事、一度に削り過ぎず数回に分けてゆっくり削っていく事がポイントです。

また粒子状のパウダー物質が配合されたフットスクラブはマッサージするように角質ケアをしていくので、初心者にも使いやすいアイテムです。

使用後にすぐ効果は実感しにくいですが、角質を削り過ぎないというメリットがあります。

かかとのひび割れを起こさないための予防法

毎日のメンテナンスが大切

一番大切なのは、ひび割れを起こさないための予防です。

予防法は簡単で、お風呂上りには必ず化粧水や乳液で保湿する事、また寝る前には保湿クリームを塗っておきます。

クリームが布団につくのが嫌な場合は、靴下を履いて寝るようにすれば問題ありません。

摩擦の少ない靴を履く

角質は過剰な刺激から厚みを増していきます。

例えばヒールの高い靴や靴擦れを起こしやすい靴を愛用していると、肌を守ろうと次第に角質も厚くなっていくのです。

足の健康を考えるなら、摩擦が少なく履いていて楽な靴を選ぶ事も大切です。

顔のお手入れと一緒にかかとのケアもしよう

かかとのひび割れは加齢が原因と考えている人も多いですが、きちんとケアしている人は年を重ねていても綺麗なかかとを保っています。

普段目立たない部位だけにケアも忘れがちですが、お風呂上りに顔の保湿をするように、かかとも一緒にケアしていけば自然に習慣化されていきます。

大事なのは毎日続ける事、その地道な努力が美しいかかとを作り出すのです。