白く硬くなったかかとがかゆい！その角質ケアは本当に正しいですか？

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掻いてはいけないとわかっていても、どうしても掻いてしまうのがかかとのかゆみではないでしょうか。

家にいるときならまだ良いですが、外出中の靴下や靴を履いているときのかゆみは耐え難いものがありますよね。

そんなかゆみには、清潔にすることや保湿はもちろん効果的ですが、実は乾燥させることも重要なのです。

かかとのかゆみを抑え、さらに自覚症状のない水虫が疑われる場合の、かかとの注意点と対策を紹介していきます。

尿素を含む保湿剤で正しく角質ケア

ついついかゆいのが我慢できずに掻いてしまいがちのかかとですが、掻いてしまうとかゆみは治まるどころかひどくなりさえします。

乾燥した時季に特に気になるかかとのかゆみは、正しいケアで角質にアプローチするのが有効です。

かかとのケアに大切なのは、乾燥が気になる冬だけではなく、その前後の期間にもきちんと保湿などを心がけることだと言えます。

そうすることで、本格的な乾燥時季にも負けないかかとを準備することができるのです。

肌の乾燥を防ぐために一般的なケアの方法は、クリームなどの保湿剤が挙げられますが、保湿剤の選び方はかかとの角質ケアにとって重要な要素だと言えます。

保湿剤であれば何でも良いわけではなく、かゆみや荒れたかかとに有効な保湿剤には、尿素という成分が欠かせません。

尿素は角質を柔らかくして、保湿効果が肌の奥まで浸透する手助けをしてくれます。

また、体内の水分を集め、肌のうるおいを保つ効果もあるのです。

乾燥した肌は、外部からの刺激でかゆみが出やすいため、外部刺激が多いかかとは、角質がきちんとケアされていないと特にかゆみが出やすい部位だと言えます。

そのため、保湿の際には、保湿剤に尿素が含まれているかどうかを確認するのが大切だと言えるでしょう。

ただの乾燥肌？そのかかとの肌荒れ、水虫かも

水虫と言うと、足の指の間などがジクジクするものを思い浮かべるかもしれませんが、実は乾燥したかかとにも水虫は存在するのです。

かかとの水虫はジクジクしたりかゆくならないことが多いため、その判断は難しいと言えます。

そのため、かゆみのないカサカサのかかとを、単なる肌荒れだと思って放っておくと、かかとの水虫がひどくなってしまう危険性があるのです。

さらに水虫だと知らずに、肌の保湿をしようと間違ったケアを一生懸命してしまうと、かかとはどんどん水虫の喜ぶ環境になってしまいます。

また、軽石などでかかとを擦ると、そのときはきれいになったように見えますが、軽石によって作られた皮膚の小さな傷から、水虫の菌が侵入しやすくなるため注意が必要です。

かかとが白く乾燥してひび割れたり、肌がガサガサに硬く厚くなってきたりしたら、水虫を疑いましょう。

水虫の場合には、かかとが白い粉を吹くような症状が出て、こすると肌がボロボロめくれることもあります。

かかとの水虫は爪や足全体へ連鎖して広がることもあるため、そうした症状がある場合には自己判断をせず、できるだけ早く皮膚科を受診するのが良いでしょう。

かかと水虫の予防方法

かかとの水虫を予防するには、足を清潔に保つことが重要です。

そのため、帰宅後はすぐに足を洗う習慣をつけるのが良いでしょう。

まず、靴下やストッキングを脱いだら、石鹸で丁寧に足の裏やかかと、指の間を洗います。

そうすることで、仮に菌が足についていた場合でも、24時間以内に洗い流すことで感染を防ぐことができるのです。

足を洗った後は、しっかりと乾燥させることも大切です。

また、靴下やストッキングだけでなく、靴も同じものを毎日履くのは避けた方が良いと言えます。

汗をかいた日や、雨に濡れた日などは、靴をきちんと乾かすことも水虫予防には効果的です。

水虫にならないよう心がけ、その上で保湿剤などで角質のケアをすることで、かゆいかかとにも、水虫にも悩まされずに済むでしょう。

うるおいばかりを求めず乾燥肌に寄り添うことも大切

かゆいかかとを正しくケアするために、角質を整える保湿は大切です。

しかし、かかとの肌荒れのすべてが、うるおいを与えることで解決できると考えるのは危険だと言えます。

いつもと違う肌荒れの症状をかかとに感じたときは、かかとの水虫を疑うことが重要です。

水虫が疑われる場合は、皮膚科を受診するのが大切ですが、何よりも、日ごろから足を清潔に保つよう心がけるのが、水虫予防にもかゆみ予防にもつながると言えます。